FRB捜査縮小でも火種残る、パウエル議長の理事留任の可能性

  • 司法省、パウエルFRB議長巡る捜査打ち切り-ウォーシュ氏就任に道
  • パウエル氏の理事任期28年まで、留任ならトランプ氏は指名機会失う

パウエルFRB議長

Photographer: Mel Musto/Bloomberg

米連邦地検のピロ検事正が連邦準備制度理事会(FRB)を巡る刑事捜査を打ち切る決定を下したことで、トランプ米大統領の指名候補が中銀トップに就く道が開ける可能性がある。しかし、パウエル現議長がFRBを去ることを確実にするものではない。

  パウエル議長は、FRB本部改修費の超過に関連する司法省の捜査について、「透明性と最終的な決着」をもって完了するまでFRBにとどまる考えを示している。今回のピロ氏の決定は調査をFRBの監察総監室に委ねる内容であり、この条件を満たすかは不透明だ。ピロ氏は24日の発表に際し、「事実関係を踏まえて必要と判断されれば、刑事捜査の再開も辞さない」とも述べた。