なぜカーグ島はイランの「生命線」か、攻撃で世界市場に広がる衝撃

  • 取扱量は日量約150万バレル、操業に急変あれば原油価格に即時反映
  • 戦争前から危機的だったイラン経済は窮地に、米国はインフレ高進へ

カーグ島の石油施設 

Photographer: Fatemeh Bahrami/Anadolu Agency/Getty Images

ペルシャ湾に浮かぶ小さな島。カーグ島の軍事目標を米軍が空爆した。トランプ米大統領はソーシャルメディアへの投稿で、これを「中東史上で最も強力な爆撃作戦の一つ」と表現。石油インフラを攻撃しなかったのは「配慮からだ」としつつ、これを翻意する用意があると警告した。

  海洋戦略センターのスティーブン・ウィルズ氏は、カーグ島はイランの石油輸出の約90%を処理できるよう整備されており、同島が占拠または破壊されれば「理論上、イランの石油輸出能力の大部分を奪いかねない。これがイランの生命線だ」と述べた。