48時間で勝敗、欧州ハイテク2社の明暗-AIブームで投資家の審判

  • SAPは株価急落、ASMLは最高値を更新-時価総額は2倍超の開き
  • 投資資金は半導体製造装置企業に集中、AIがソフトウエアに逆風

ドイツのSAP SAP SE shares slumped as much as 17% on Thursday.

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

わずか48時間の間に、欧州の代表的なテクノロジー企業2社の明暗が分かれた。人工知能(AI)ブームの中で、投資家による勝者と敗者の選別が瞬時に進んでいる。

  ドイツのソフトウエア企業SAPの株価は29日に一時17%急落した。同社が弱気な業績見通しを示し、投資家はAIコーディングツールが企業向けソフトウエア業界を揺るがしかねないとの懸念を強めた。一方、オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングは今週、四半期決算で半導体メーカーからの受注額が過去最高に達したと発表したことが好感され、株価は最高値を更新。半導体メーカーはAI関連需要の拡大に対応しきれない状況が続いている。