一気に崩れ始めたEVシフト、新興勢力も老舗メーカーも戦略再考

  • フォードやGMなど大手はEV戦略に苦戦、多額の費用計上
  • 欧州委、内燃機関車の段階的廃止計画の要件緩和
Photographer: Megan Varner/Bloomberg

世界的な電気自動車(EV)シフトが崩れ始めている。大きな転換が往々にしてそうであるように、当初は緩やかだったが、ここにきて一気に動きが広がっている。

  今週は、EV時代がより不確実で対立の多い局面に入ったことを示すシグナルが相次いだ。欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は、内燃機関車を段階的に廃止する世界で最も野心的な計画の要件を緩和し、メーカーや消費者にガソリン車からの移行について時間的猶予を与えた。15日には、米フォード・モーターが、8年前に全面的に取り組むと宣言した電動化戦略の見直しに関連して195億ドル(約3兆円)の費用を計上する方針を発表した。