Illustration: Uli Knörzer for Bloomberg; Source photo: Stefani Reynolds/Bloomberg

イラン協議にはディールより戦略を-米元国務副長官が案じるトランプ政権の危うさ

力関係が対等でなくとも、イラン側にも何らかの成果を与える必要がある

米国とイスラエルが、イランとの戦争を始めてから8週間。これまでの経緯に強い危機感を抱いているのが、バイデン前政権で国務副長官を務めたウェンディ・シャーマン氏だ。

  シャーマン氏は米国側としてイラン当局と何年にもわたって交渉に当たり、2015年にはオバマ政権下でイランとの核合意をまとめた人物だ。現在のトランプ政権による協議は難しい局面にあり、戦略的な誤りがあるとシャーマン氏は手厳しい評価を下す。そして視野を広げると、中国やロシアがこの戦争による恩恵を受けているとも警鐘を鳴らしている。