新潟県にある柏崎刈羽原発。花角英世知事は11月、6号機と7号機について再稼働を容認する方針を示した

新潟県にある柏崎刈羽原発。花角英世知事は11月、6号機と7号機について再稼働を容認する方針を示した

Photographer: Yuichi Yamazaki/AFP/Getty Images

原発新設か技術喪失か、福島事故後15年で消えゆく知見に専門家「今動かねば間に合わない」

関電・美浜で動き始めた調査ドリル。日本は選択を迫られている。

関西電力が原子炉新設を見据えて地質調査に着手した。一方、日本の原子力産業を支える技術者は減り続け、現場で蓄積された知識や経験も失われつつある。福島第一原子力発電所の事故から来春で15年を迎えるが、技術伝承に残された時間は少ないとの声が識者からは上がる。

  よく晴れた11月のある午後、日本海に面した福井県美浜町の海岸では、ヘルメットをかぶった2人の作業員が足場の上に立って地面に掘削機で小さな穴を開けていた。