マスク氏のxAI、従業員に約束の420ドル未払い-税務データと引き換え
- 420という数字、マスク氏が頻繁に用いるマリフアナを意味する隠語
- レイオフや経営陣刷新が進行、報酬未払いで社内の士気さらに低下
イーロン・マスク氏の人工知能(AI)企業、xAIは今年、チャットボット「Grok」向け学習データとして、個人の税務申告書を提供するよう従業員に求めた。その見返りとして、420ドル(約6万7000円)を支払うと約束していた。しかし2カ月たっても、その支払いは実現していない。
大規模な組織刷新が進行中のxAIは、4月15日の米税務申告期限を前にGrokの税務処理機能を改善できる追加データを収集しようと、従業員にこの提案を行った。ブルームバーグ・ニュースが確認した社内チャットで明らかになった。米国ではすでにアンソロピックの「Claude」やOpenAIの「ChatGPT」といった競合チャットボットを会計業務に利用する動きが広がっており、xAIはこの市場への参入を急いでいた。