プライベートクレジット投融資の上場BDC、コロナ禍以来最大の痛み

  • 個人投資家取り込みの代償-市場のボラティリティーが新たな脅威に
  • 株価/NAV倍率、この1年で大幅に低下-投資家は貸倒損失を警戒

ブルー・アウルのオフィスがあるニューヨークのシーグラムビル

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

主に中堅・中小企業に貸し付けするプライベートクレジット業界が個人投資家の取り込みを積極化させた結果、これまであまり意識されてこなかった脅威にさらされている。公開市場のボラティリティーだ。プライベートクレジット関連の投融資を行う投資法人「ビジネス・デベロップメント・カンパニー(BDC)」の株価は、純資産価値(NAV)に対する割引率が新型コロナ禍以来最大の水準に拡大しつつある。

  過去1カ月の間に複数の上場BDCが決算を発表した。非上場型のBDCが解約の波に見舞われて以降では初となった。開示された数字は厳しい内容だった。貸倒損失は拡大し、新規融資は減少、ポートフォリオは縮小している。