米10年債利回り年内5%到達予想、インフレ長期化で現実味増す
- 中東戦争によるエネルギー市場混乱、インフレ懸念が再燃
- バロー氏の予想は市場で少数派、5%超えれば債務持続性への懸念も
米国債市場では30年債利回りが5%を持続的に上回るかどうかを巡る議論が続く中、市場のベテランの1人がもっと大胆な賭けに出ている。
ロンドンのスタンダード・バンクでG10戦略責任者を務めるスティーブン・バロー氏は、根強いインフレを理由に、米10年債利回りが年内に5%に達すると予測する。2023年10月に数時間の激しい取引の中で一時的に到達した例を除けば、この水準は07年以降で初めてとなる。また、ブルームバーグが調査したストラテジストの年末予想平均を80ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)以上上回る水準でもある。