原油価格「時間との戦い」、ホルムズ閉鎖長期化で上昇圧力-モルガンS

  • 閉鎖が6月まで続けば、これまで価格上昇を抑制していた要因を圧迫
  • 米中が持ちこたえられる期間を超えて閉鎖なら供給逼迫再燃の可能性
Photographer: Tim Rue/Bloomberg

イラン戦争によるホルムズ海峡の閉鎖が6月まで続けば、これまで価格上昇を抑制していた要因が圧迫され、原油市場は「時間との戦い」になる。米銀モルガン・スタンレーが指摘した。

  マーティン・ラッツ氏らモルガン・スタンレーのアナリストがまとめたリポートによれば、原油は約10億バレルの供給が失われているにもかかわらず、先物価格は2022年の水準を上回っていない。戦争開始時点では市場には余力があり、投資家が海峡の再開を見込み続けていたためだ。さらに、米国の原油輸出が増えたことと中国の輸入減も市場を衝撃から守ったという。