世界の石油在庫、前例ないペースで減少-イラン戦争で供給滞る
- 価格急騰や供給不足のリスクが一段と現実味を帯びる
- 紛争終結後も市場は混乱に対して長期的に脆弱化か
インドネシア・ジャカルタのタンジュン・プリオク港にある貯蔵施設
Photographer: Dimas Ardian/Bloombergイラン戦争によってペルシャ湾からの供給が滞り、供給ショックに備える緩衝材である石油在庫が記録的な速さで取り崩されている。
在庫の急速な減少により、さらに極端な価格高騰や供給不足のリスクが一段と現実味を帯びている。ホルムズ海峡がほぼ閉鎖状態となってから2カ月が経過し、10億バレルを超える供給喪失の影響を和らげる手段は、政府や産業界にとって限られつつある。こうした急激な在庫減少は、紛争終結後も市場が将来の混乱に対して長く脆弱(ぜいじゃく)な状態に置かれることを意味する。