円買い介入の原資巡り議論活発、米国債売却観測-FRB保管残高が減少
米連邦準備制度理事会(FRB)が外国当局などのために保管している米国債の残高が約1カ月ぶりに減少した。日本が通貨防衛のため為替市場に介入した可能性が高い時期と重なっており、円買い資金の確保に向けて日本が米国債を売却したのではないかとの議論が市場で広がっている。
FRBが外国の公的機関や国際機関のために保管する米国債は、5月6日までの1週間で87億ドル(約1兆3650億円)減少し、2兆7300億ドルとなった。一方、日本の財務省は同期間に約8兆5400億円を投じて円買い介入を行ったと推計されている。FRBの保管残高の減少は、日本の介入が米国債の売却を伴うものだった可能性と整合的だ。