ハンタウイルス集団感染のクルーズ船、カナリア諸島で乗客下船へ

  • スペイン保健相「全員無症状」-カナリア諸島首相は難色示す
  • 人から人への感染はまれ-WHO事務局長「公衆衛生上のリスク低い」
MVホンディウスに近づく救急船(5月5日)Source: AFP

西アフリカ沖のカーボベルデ付近を航行中のクルーズ船「MVホンディウス」で、まれな呼吸器ウイルス「ハンタウイルス」の集団感染が発生している問題で、同船では6日に感染の疑いがある3人が搬送された。スペインのガルシア保健相は記者団に対し、同船がカナリア諸島に向かい、約150人の乗客を下船させると明らかにした。

  ホンディウス号では、23か国の乗客、乗員、探検スタッフが隔離されている。ガルシア氏によると、MVホンディウスは9日にテネリフェ島のグラナディージャ・デ・アボナ港に到着する見込みだ。ガルシア氏は「現時点で船に残っている乗客と乗員は全員無症状だ。医学的な理由で不可能な場合を除き、全ての外国人乗客は送還される」とし、欧州委員会主導の下、世界保健機関(WHO)が支援する手順に従って対応すると説明した。スペイン人乗客13人と乗員1人はマドリードの軍病院に移送され、隔離される。