3月の米求人件数が小幅減少、採用は幅広い分野で持ち直す
- 運輸・倉庫や情報、娯楽・ホスピタリティーで採用増加
- 求人件数の減少は専門・ビジネスサービスが主導
3月の米求人件数は前月から小幅に減少した。一方、採用は持ち直し、労働市場が安定の兆しを引き続き示したことを示した。
採用率は2月に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)開始以来の低水準に落ち込んだ後、3月に3.5%に上昇した。採用の持ち直しは、予想外に強かった3月の雇用統計の内容と一致しており、多くの分野で労働需要が鈍い中でも、一部の企業はなお人員拡大を模索していることを示唆している。労働市場は「採用も解雇も低水準」という状態が続いているが、イラン戦争に伴うコスト圧力の高まりが今後数カ月の採用を抑制し、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策判断を複雑にする可能性があると、警告するエコノミストもいる。