トヨタ系部品の生産綱渡り、イラン戦争で自動車サプライチェーン混乱
- 豊田合成は6月以降の供給リスク見込む、トヨタ紡織はナフサ供給懸念
- 先行き不透明、一部のメーカーはリスクを今期業績予想に織り込み
イラン戦争を背景としたサプライチェーン(供給網)の混乱は、日本の基幹産業である自動車の生産を支える部品メーカーにも影を落としている。いつどの部品の供給が途絶えるかが見えない中、各社は綱渡りの生産を余儀なくされており、28日に決算を発表したデンソーなどトヨタ自動車系の主要サプライヤーの今期業績見通しは、リスクを織り込んだ保守的な内容も目立った。
「突然2週間後から物がやっぱり出ないという中小の仕入れ先からの反応もあったりするので、そこは読みづらい」。豊田自動織機の伊藤浩一社長は28日、名古屋市内で記者団に対してこう説明した。原材料や部品の供給が滞る恐れもあり、生産は綱渡りの状況だ。