Karishma Vaswani, コラムニスト

台湾危機はもはや絵空事ではない、海峡封鎖が武器化-考え変える必要

  • 中国人民解放軍は台湾包囲を想定した軍事演習を定期的に実施
  • 台湾封鎖なら中国にも影響及ぶが、習氏は経済だけで判断せず

2025年12月30日、台湾に近い中国・福建省沖で、中国人民解放軍が軍事演習を行う中、中国船が巡回している(2025年12月)

Photographer: ADEK BERRY/AFP

ホルムズ海峡の封鎖が世界経済に打撃を与えると考えるなら、台湾海峡で同じような危機が起きた場合を想像してみてほしい。人工知能(AI)からスマートフォン、自動車、軍事システムに至るまで不可欠な先端半導体の約9割の供給が滞りかねないシナリオに備え、各国政府や企業は準備を進める必要がある。

  イランと米国がホルムズ海峡をいかに戦略的に利用してきたかを踏まえ、中国共産党は台湾を巡る選択肢を検討しているとみられる。習近平総書記(国家主席)は14日、この紛争について初めて公に発言し、国際秩序が「崩れ、混乱に陥っている」との認識を示した。