銀座で300円のドリア、インフレでも貫くサイゼリヤの経営理念

  • 売り上げ伸ばせる取り組みはまだまだあり、今は値上げないと社長
  • 創業会長のこだわりで客足好調も中東情勢で逆風-国内利益率低迷

東京近郊のサイゼリヤ店舗
Photographer: Noriko Hayashi/Bloomberg

インフレ傾向が続く日本で値上げが相次ぐ中、その流れにあらがう存在がある。1973年の創業以来、ほとんど値上げをしてこなかったイタリア料理チェーン、サイゼリヤだ。

  看板メニューの「ミラノ風ドリア」は税込み300円。グラスワインは100円だ。1000以上ある全国のどの店舗でも同一価格で、東京・銀座の店でも例外ではない。2020年に硬貨のやり取りを省略するため、メニューの大半で端数の1円を引き上げたのを除けば、全体的な値上げは行っていない。