中東混乱によるアルミ不足が日本直撃、基幹産業の自動車もピンチに

  • エンジンからポテトチップの袋まで、アルミ不足の影響範囲は広く
  • ホルムズ海峡封鎖に、精錬所被害で供給減-価格上昇でコスト高も
愛知県蟹江町の加藤軽金属工業の工場で、作業員がアルミ押出材を扱う様子Photographer: Louise Delmotte/Bloomberg

イラン情勢の緊迫化で原油や燃料の供給不足が世界のサプライチェーンを揺るがす中、自動車部品から包装材まで幅広く使われるアルミニウムの調達リスクが一段と高まっている。中東への依存度が高い日本にとって、代替調達の確保は待ったなしの課題となっている。

  イラン戦争が始まって「まだ1カ月だが、まもなく自動車部品の製造に支障が出るのはほぼ確実だ」。愛知県蟹江町のアルミ押出加工メーカー、加藤軽金属工業の加藤大輝社長はこう懸念を示す。中東地域からの供給がストップし、同社では調達先の切り替えを計画している。