植田日銀総裁、中東情勢踏まえた政策判断「難しい」ー方向性は示さず
- 物価上振れ・景気下振れのリスク、非常に緩和的な環境も考慮し判断
- 日銀として発言していない-G7で金融政策は様子見多かったとの指摘
米ワシントンを訪問中の日本銀行の植田和男総裁
Photographer: Aaron Schwartz/Bloomberg米ワシントンを訪問中の日本銀行の植田和男総裁は、中東情勢の緊迫化を踏まえた金融政策判断について、物価の上振れと景気の下振れの双方のリスクがある中で非常に難しいと語った。政策の方向性は示さなかった。
植田総裁は現地時間16日夜(日本時間17日朝)、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の会見で、金融政策はデータや情報を基に各会合で見通しの実現確度とリスクを点検して判断すると説明。原油高に伴う物価上振れリスクと交易条件悪化による景気下振れリスクの両方があり、「政策対応は非常に難しい」と述べた。