中国債好調、イラン戦争で安全資産に-銀行が余剰資金を積極投資

  • 中国の銀行システム内で高い利回りを求めて預金約8100兆円が動く
  • 大規模で長期志向のグローバル投資家が構造的な分散投資との指摘も

人民元紙幣

Photographer: Raul Ariano/Bloomberg

中国の与信需要が低迷する中で、金融機関が預金の一部を債券投資に振り向けており、本土の公社債需要が膨らんでいる。イラン戦争が世界市場のボラティリティーを高める一方で、中国債が安全資産としての地位を固めつつある。

  人民元建ての高格付け債で構成される指数(国債および社債を含む)は今年、主要なブルームバーグの債券総合指数の中で最も高いパフォーマンスを示し、プラス1.1%程度のリターンとなっている。年初来では中国の高格付け発行体によるドル建て債も、米国の投資適格社債や米国債を上回る成績となった。