セリア社長、「インフレはチャンス」-100均にこだわり生き残り利益狙う

  • 競合他社は脱100円の動き、逆張り経営でセリアは増収増益を確保
  • 100円で売れる商品に絞り込み、ゴミ袋は枚数変更へ-イラン戦争影響
セリアの河合社長(13日・岐阜県大垣市)Photographer: Fred Mery/Bloomberg

100円ショップのセリアは、円安やイラン情勢を背景としたコスト上昇が続く中でも、100円均一(税抜き)を維持する戦略を崩さない。河合映治社長は、同業が高価格帯へと移行するインフレ環境はむしろ好機と見て、競合の撤退や縮小で生じる「残存者利益」の取り込みを狙う。

  河合氏は13日のインタビューで「インフレはチャンスだ」と述べた。採算が厳しくなり、競合他社が100円商品からの撤退や縮小を余儀なくされ、競争相手が減ることで生き残った企業に利益が集中するためだ。すでに他社が取りこぼした需要がセリアに流れ込んでいるほか、コスト増に耐えられず撤退した中小事業者の店舗を引き継いだ例もある。