イラン、トランプ氏脅しにひるまず-実権握る強硬派は徹底抗戦の構え

  • 現在イランを率いているのは、体制の生き残りに懸けている一団
  • 合意に比較的前向きな可能性がある政府要人、軍部掌握していない
空爆で破壊された建物の前で座り込む男性(6日、テヘラン)Photographer: Majid Saeedi/Getty Images

トランプ米大統領がイランに要求する停戦合意の期限が迫っているが、現在イランの実権を握る強硬派は、事態のエスカレートや中東地域全体に拡大する戦争をむしろ歓迎している。

  米国とイスラエルはおよそ6週間にわたる戦闘で、イスラム革命防衛隊(IRGC)の上級指揮官を次々と殺害した。それでも、その生き残りは長期戦を覚悟し、民間インフラを破壊するというトランプ氏の脅しをほとんど恐れていない。実際にそのような展開をたどるなら中東諸国をさらに巻き込んで戦闘は激化し、すでに世界的なエネルギー危機となっている状況は一段と悪化する。