ホルムズ海峡の代替ルートにフーシ派の脅威-紅海が重要な理由とは

  • サウジ、紅海経由でアジアに原油輸出-ホルムズ海峡の事実上封鎖で
  • 紅海にフーシ派の脅威-23年11月から24年6月に190回以上、船を標的

イラン戦争で、原油・天然ガス輸送の要衝ホルムズ海峡が事実上封鎖されているが、サウジアラビアからアジアに原油が送られる代替ルートの紅海が使えることで、原油市場の混乱は一定程度抑えられてきた。

  だが、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、2023年後半から約2年間にわたり、この重要な水路の通航を大きく制限していた。イスラエルによるパレスチナ自治区ガザでの軍事作戦への対応として、紅海南部とアデン湾を結ぶバベルマンデブ海峡付近で商船や軍艦を攻撃し、新型コロナウイルス禍以降で最大級の貿易混乱を引き起こした。