David Fickling, コラムニスト

石油危機が自動車市場を変える、かつての勝ち組日本車劣勢

  • 1970年代の石油ショック、日本の自動車メーカーが米市場を変えた
  • 2026年のエネルギー危機、アジアのEVメーカー各社が躍進へ

ベトナムの首都ハノイの交通混雑

Photographer: Nhac Nguyen/AFP/Getty Images

代替のない商品に供給ショックが起きた場合、できることは限られる。ただ受け入れるしかない。例えば新型コロナ禍でのトイレットペーパーだ。一方で、すぐに代替できる手段が存在するなら、大規模な乗り換えが起こり得る。

  1970年代の石油ショックを受け、米国のドライバーが小型で燃費の良い日本車へと乗り換えたことを思い起こせばよい。デトロイトのビッグスリーは73年に世界の自動車のほぼ半分を生産していた。だが現在は10%を大きく下回るシェアにとどまる。