アレス、プライベートクレジットファンドで最大損失-市場の逆風続く

  • 競合ファンドも苦戦、ブラックストーンは2月に損失計上
  • 個人投資家が資金引き揚げ、各社は解約制限に動く-アレスも追随
アレス・マネジメントが入居するニューヨークのビルPhotographer: John Taggart/Bloomberg

プライベートクレジット業界大手のアレス・マネジメントが運用するファンドが、2月に過去最大の月間損失を計上した。1.8兆ドル(約280兆円)規模に膨らんだプライベートクレジット市場で、パフォーマンスの悪化が進んでいる実態を改めて裏付けることになった。

  2022年12月に設立された非上場のビジネス・デベロップメント・カンパニー(BDC、中小企業向け投融資会社)であるアレス・ストラテジック・インカム・ファンド(ASIF)は、2月に0.68%の損失を記録した。同社の規制当局向け提出書類に基づくブルームバーグの試算で明らかになった。なお、2月はレバレッジドローン(低格付け企業向け貸し付け)市場全体にとっても、22年9月以来で最悪の月だった。