世界の債券時価総額、399兆円超吹き飛ぶ-イラン戦争でインフレ懸念
- 地政学的混乱時には買われる傾向の債券、予想外の下落
- インフレ抑制のため、市場では中銀の利上げ観測が拡大
世界の債券の時価総額は、今月約399兆円以上吹き飛んだ
Photographer: Michael Nagle/Bloombergイラン戦争によるスタグフレーションの懸念から、世界の債券の時価総額は今月2.5兆ドル(約399兆円)以上吹き飛んだ。月間の下落幅は3年超ぶりの水準に達する見通しだ。
原油価格の高騰でインフレが加速し、債券は固定利払いの価値が目減りしていることを受け、価格が急落している。債券時価総額の減少幅は、同時期に世界の株式市場で失われた約11.5兆ドルには及ばないものの、債券価格は通常、地政学的混乱時には上昇する傾向にあり、この下落はより想定外と言える。