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揺らぐ「海洋の自由」、大国が支配する未来暗示-米海軍の優位性低下
- 現在の中東情勢、海洋の自由に対する脅威が増大する新局面を象徴
- 中国とロシア、強大な国家が支配下の水路を管理する未来を先取り
ばら積み貨物船「マユリー・ナリー」は3月11日、ホルムズ海峡を通過できず
Source: Royal Thai Navy/AFP/Getty Images
「海洋の自由」は世界を一変させた。だが今、世界の海から自由が失われつつある。ヒトやモノ、資本が安全に海洋を往来する環境は貿易を加速させ、世界的な繁栄の基盤となってきた。米海軍の圧倒的な優勢が長年、公海の安全を担保してきた。
しかし、現在の中東情勢、特にイランによるホルムズ海峡での船舶攻撃は、海洋の自由に対する脅威が増大する新たな局面を象徴している。要衝を巡る争いは激化し、米国の海洋監視能力に疑念が呈されている。