サウジの石油輸出、戦争前の6割近くを回復-ホルムズ回避ルートで

  • 紅海経由の代替ルートで急ピッチの輸送、緊急計画が実を結ぶ
  • 紅海沿岸のヤンブー周辺には32隻以上が待機、さらに急行中の船舶も

サウジアラビア・ラスタヌラの原油貯蔵施設

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

サウジアラビアの石油輸出は、既に平時の半分以上にまで回復した。イラン戦争で海上輸送の大動脈であるホルムズ海峡の事実上の封鎖が続いているものの、同海峡を回避するサウジの野心的な緊急計画が実を結び始めている。

  海峡を迂回するため、サウジは紅海沿岸のヤンブーに向かう全長1200キロメートルのパイプラインで石油を輸送。ヤンブーで石油を積み込むためにタンカーを急きょかき集め、今や多数のタンカーが同港周辺に密集している。