花見シーズンの訪日観光に薄曇り、欧州客のキャンセルちらほら
- 岐阜高山の旅館やホテル、3-4月のキャンセルは2300人
- 航空券高騰長引けば、4000万人目標も難しくなる可能性-識者
中東情勢の混乱が日本のインバウンド需要に影を落とし始めた。路線の停止や航空券価格が上昇する中、中東や欧州からの訪日客のキャンセルがちらほら出始めている。例年多くの観光客が訪れる3月下旬から4月上旬の花見シーズンを前に、先行きへの警戒感が強まる。
岐阜県高山市は欧州からの観光客が2割以上を占める人気の観光地だ。飛騨高山旅館ホテル協同組合によると、市内宿泊施設の3-4月のキャンセルは現時点で約2300人に達した。イスラエルやフランス、イタリア、ドイツなどからのキャンセルが目立つ。中畑稔常務理事は「原油高により燃料費が高騰すれば、観光客も減り、運営費も高くなることで極端に言えば赤字も心配される」と懸念を示す。