兵器用金属タングステン、557%急騰で金や銅しのぐ-イラン戦争も拍車

  • タングステンが地政学的緊張の焦点に-中国の輸出規制や軍需拡大
  • イラン戦争、21世紀の戦闘がいかに金属集約型か改めて示した-BMO
ルワンダのキガリ近郊のタングステン鉱山Photographer: Kang-Chun Cheng/Bloomberg

兵器や半導体に使われる金属タングステンが地政学的緊張の焦点となっている。中国の輸出規制と軍事面の需要拡大が供給を圧迫し、価格は記録的な高値を付けている。

  ファストマーケッツのAPT欧州ベンチマークによると、超高密度の素材で、掘削機器や装甲貫通兵器の主要材料でもあるタングステンの価格は今年に入り2倍以上に上昇した。1MTU当たり2250ドルと、中国政府が米国と貿易で対立していた昨年2月にタングステンの一部製品を輸出規制対象に追加して以降、価格が557%上昇した。