欧米で金融政策かい離の見通し、原油急騰下では誤り-シタデル

  • イラン巡る戦争受け、市場はFRB利下げとECB利上げ織り込む
  • EMEA債券責任者、米国のインフレリスクの過小評価に懸念示す

ドイツ・フランクフルトのECBビル

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

米ヘッジファンド大手シタデル・セキュリティーズは、欧州中央銀行(ECB)が年内に利上げを行い、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切るとの見方は誤りだとして、原油価格の急騰を踏まえれば、金融政策のかい離は起きにくいとみている。

  中東での戦争を受け、原油価格が9日に一時1バレル=100ドルを上回る中、金利スワップ市場では、ECBが年末までに少なくとも0.25ポイントの利上げを1回実施すると完全に織り込まれ、2回目の利上げについても見通しが拡大している。一方で、同期間中にFRBは同程度の利下げを行うと見込まれている。