中東混乱でナフサ不足懸念、三菱ケミは減産で備え-化学品に連鎖も

  • 三菱ケミは茨城事業所の稼働率を引き下げ、出光は生産停止の可能性
  • ナフサ輸入の大部分は中東から、供給減続けば幅広い産業に影響恐れ

中東の混乱に伴う石油化学製品の原料であるナフサ不足に備えて、企業が対応を始めた。日本が輸入の大部分を依存する中東からの供給支障が長期化すれば、川下の自動車などの幅広い産業に影響を与える恐れがある。

  三菱ケミカルはイラン情勢の影響で茨城事業所(茨城県神栖市)のエチレン製造装置の稼働率を6日から引き下げた。広報担当者によると、ナフサの輸入量の減少に伴い原料が枯渇して装置が停止することを避けるための措置だという。具体的な稼働率についてはコメントを控えるとした上で、引き下げの期間は決まっていないと述べた。