原油市場の混乱深刻化、湾岸減産拡大とホルムズ封鎖で100ドル視野
- UAEやクウェートが減産、イラク生産60%減-他国追随も
- 戦闘長期化なら供給正常化遠のく、アジア輸入国に直撃
アブダビの原油貯蔵施設
Photographer: AFP/Getty Images
原油市場を揺るがしている混乱は、今後数日でさらに深刻化しそうだ。イランでの戦争に伴い生産停止の動きが広がり、ホルムズ海峡の事実上封鎖も継続。米国はイランでの攻撃対象拡大を検討している。
アラブ首長国連邦(UAE)とクウェートは既に原油生産の削減を開始しており、イラクに続く動きとなっている。イラクの生産は約60%減少した。他の産油国も追随を余儀なくされる可能性がある。タンカーがホルムズ海峡の通航を避けており、積み込み可能な空船の数が急速に減っている。すべてのタンカーが積み込みを終えれば、域内の陸上貯蔵施設はさらに早いペースで満杯になる見通しだ。