, コラムニスト
中東の「戦略資源」は石油ではない、水が戦局左右
- 砂漠地帯の国々に欠けているのは水、生命線は海水淡水化プラント
- イラン、水インフラなどソフトターゲット攻撃しつつ持久戦選択
米中央情報局(CIA)はそれを中東の「戦略的資源」と呼ぶ。だが、その資源は石油や天然ガスではない。米情報機関が言及しているのは、より身近であるはずの飲料水だ。しかし、これを軽視すべきではない。軍事的対立がさらに激しくなった場合、水はイラン戦争の行方を左右する地政学的資源となりかねない。
ペルシャ湾は数兆ドル相当の石油や天然ガスなどに恵まれているが、砂漠地帯の国々に欠けているのが水だ。1970年代以降、オイルマネーが海水淡水化プラントという解決策をもたらした。現在、この地域では450近くの施設が稼働し、人々の喉を潤している。