金価格5000ドル超は当たり前-イラン攻撃で個人投資家も再注目「2030年は1万ドルに」

  • 中銀の継続的な大量購入が下値を形成、需給に構造的変化
  • 地政学リスクと利下げ観測が追い風、投資マネーが金市場へ

地政学リスクと利下げ観測が追い風となり、投資マネーが金市場に流入している

Photographer: Photo illustration: Derek Brahney for Bloomberg Businessweek

米国在住のテクノロジーコンサルタント、オビオハ・オケレケさん(29)は高校時代からグロース株主体のポートフォリオを運用してきた。かつては金投資を退職者のための投資で「率直に言って退屈だ」と切り捨てていたが、ハイテク株安と金価格の上昇を受けて方針を転換。昨年9月に金投資に踏み切った。

  オケレケさんはまず金の上場投資信託(ETF)を100ドル(約1万6000円)分購入し、その後2000ドル超を追加投資した。ポートフォリオ全体に占める割合は小さいが、今後も増やす意向だ。金の投資リターンは投資開始以降、約17%と他の保有資産を上回っている。「不確実性や突発的な値動きに対してヘッジするものが欲しかった。金は理にかなっているように思えた」と語る。