イラン攻撃の影響、トレーダーは短期決着と長期化の両シナリオを意識
- 原油やガスの上昇幅、過去の危機時に比べるとはるかに小さい
- 長期化すればサプライチェーンを揺るがしインフレを押し上げ
サウジアラビアのラスタヌラ製油所での消火活動と被害状況を捉えた衛星画像(2026年3月2日)
Photographer: Maxar/Getty Images石油とガスのトレーダーはこの3日間、世界のエネルギー供給にとって最悪のシナリオが現実化するのを目の当たりにしてきた。世界の原油生産の5分の1が通過するホルムズ海峡では、タンカーの航行がほぼ停止状態に陥っている。
イランによるミサイルやドローン攻撃で、世界最大の液化天然ガス(LNG)施設とサウジアラビア最大の製油所がいずれも閉鎖に追い込まれ、エネルギー価格は急上昇した。