トヨタ創業家、物言う株主との攻防で勝利つかむ-豊田織機買収へ前進

豊田章男氏(千葉県、1月)Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

トヨタ自動車会長で創業家出身の豊田章男氏(69)にとって、トヨタグループによる5兆9000億円規模の豊田自動織機の株式公開買い付け(TOB)の成否はグループ再構築にとどまらず、豊田家のレガシーに関わる問題だった。物言う株主(アクティビスト)からおおむね賛同を取り付け、買収の現実味が増す中、創業家一族はグループへの支配力も強化することになる。

  トヨタグループは2日、豊田自動織機への株式公開買い付け(TOB)を従来の1万8800円から2万600円に引き上げると発表した。TOB価格引き上げを求めていた物言う株主の米投資ファンド、エリオット・インベストメント・マネジメントも条件付きでTOBに合意。同ファンドが公正価格としていた2万6134円を大きく下回る水準だが、エリオットは「歓迎する」と評価した。