ロンドン発の新たな信用破綻、ウォール街が巨額の資金回収に奔走
- 英MFSが法的整理、トライカラーやファースト・ブランズに類似
- MFSに二重担保の疑い、一部利益を横流しの可能性も-所在は不明
英住宅金融会社マーケット・フィナンシャル・ソリューションズ(MFS)が突き進む破綻への道は、舞台こそ新しいものの、見覚えのある構図だった。
破綻した米サブプライム(信用力の低い個人向け)自動車ローン会社トライカラー・ホールディングスのように、MFSは、主要銀行が無視または扉を閉ざした隙間を埋めるノンバンクの金融会社だ。ただ、その資金については、ウォール街の大手金融機関から調達していた。米自動車部品サプライヤーのファースト・ブランズ・グループと同じく、銀行は有形担保に安心感を抱いていたが、MFSに二重担保の疑惑が持ち上がると、その確信は揺らいだ。