米メルクが医薬品事業を二分割、主力薬の「特許の崖」に備える

  • がん以外の領域から成る部門を新設、成長事業を際立たせる目的
  • 投資家が求めているのはさらなるM&A機会-みずほのホルツ氏

米メルク本社

Photographer: Christopher Occhicone/Bloomberg

米製薬大手のメルクは、中核の医薬品事業を2つに分割する。主力のがん治療薬の「特許の崖(パテントクリフ=特許切れによる売り上げ急減)」が迫る中、成長分野の事業をより明確に打ち出すことが狙いだ。

  がん免疫療法薬「キイトルーダ」は過去10年近くにわたり、同社の成長をけん引してきた。昨年は同社の総売上高のほぼ半分を占めた。だが、米連邦政府の新たな薬価政策により、今後数年以内に低価格の競合薬が市場に参入する見通しだ。