FRBの独立性確保が優先課題、5月で任期満了のパウエル議長
- パウエルFRB議長はFOMC会合での活発な議論を高く評価
- 議会との関係も強化、トランプ政権の圧力への防波堤に
昨年12月10日のFOMC会合後に記者会見したパウエル議長
Photographer: Saul Loeb/AFP/Getty Images今から2カ月余り前、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局で極めて異例の出来事があった。もっとも、この微妙な変化に気づいたのは熟練のFRBウオッチャーだけだった可能性が高い。
政策金利を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の昨年12月9、10両日の定例会合では、表決が賛成9、反対3に割れた。パウエル議長を含むメンバー9人は政策金利を0.25ポイント引き下げることを選択し、2人は据え置きを支持して反対票を投じた。さらにトランプ大統領が起用したマイラン理事は一段と大幅な利下げを主張して反対に回った。