テック企業のマイアミ熱再燃、本社移転は戦略か政治的駆け引きか

  • 税制や文化を巡り州間の競争が過熱-テスラはテキサスに本社移転
  • 企業にとっての本社の意味がこれまでになく曖昧になってきている

テック関係者の間で、マイアミ周辺で拠点の構築や拡張を模索する動きが進んでいる

Photographer: Eva Marie Uzcategui/Bloomberg

「当社は本社をフロリダ州マイアミに移転しました」。ビッグデータ解析や人工知能(AI)関連のソフトウエア開発を手掛ける米パランティアは先週、SNSへの短い投稿で突然こう発表した。移転の背景についての説明はほとんどなかった。

  それでもこの発表は直ちに、フロリダ州のテック・エコシステムと低税率環境への支持と受け止められた。さらには、同社が各地で直面してきた「woke(ウォーク)」を巡る反発を暗に退けた動きとも解釈された。そうした反発は、以前の本拠地であるコロラド州デンバーも含め、各地で起きていた。「これは転換点だ!」と、前マイアミ市長のフランシス・スアレス氏は語った。