トランプ氏、新たな関税路線模索-最高裁の無効判断でも保護主義継続

  • 交渉上の重要な切り札を失い、政権2期目で最大級の痛手
  • いずれにせよトランプ氏が関税措置を手放すことはない

トランプ大統領 

Photographer: Saul Loeb/Getty Images

トランプ米大統領が昨年導入した関税措置の大部分について、連邦最高裁が無効と判断したことは、政権2期目で最大級の痛手となった。それでもトランプ氏が関税賦課の権限を行使したり、世界経済を揺さぶったりするのを止めることはないだろう。

  だが、トランプ氏が米国の周囲に築いた保護主義の壁が、今後も完全に同じ姿であり続ける可能性は低い。それは、地政学的な変化や自らが侮辱と受け止める事態に対し、関税で迅速に対応する大統領の能力にも当てはまる。