マスク氏の野望「何でもアプリ」、ロケットとAIの統合で現実味強まる
- 孫会社となるX、マスク帝国の消費者インターフェースに進化も
- 「Xアプリ上で生活ができるようにしたい」、マスク氏語る
イーロン・マスク氏
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloombergテスラ最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は、人工知能(AI)開発のxAIを宇宙開発企業スペースXの下に統合する。この決定を巡る騒動の陰には、ソーシャルメディアのXを「何でもアプリ」に変身させ、新たに構成されたマスク帝国の中で、消費者向けプラットフォームを支える基盤に据えたい野望がある。
xAIで最近行われた全社会議で、マスク氏はXの位置付けや役割、現状を説明した。3年前の買収時から構想は大きく変わらず、Xは依然として重要だ。孫会社となったことで、Xへの自立採算を要求する圧力は弱まった。AIの学習データ源やチャットボットのGrokを配信する基盤という役割は、数値化が難しいが、マスク氏が約束した暗号化メッセージ機能や個人間決済を実現できれば、その潜在力は過去最高に達する可能性がある。