ユーロ加盟に傾くスウェーデン-背景にトランプ氏の新秩序

  • 地政学リスクが新要因-EUとの政治的結束を重視
  • 欧州の通貨政策で発言権確保-貿易拡大や投資促進も利点
Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg

ロシアのウクライナ侵攻を受けて北大西洋条約機構(NATO)加盟へと方針転換したスウェーデンは、もう一つの歴史的な転換についても検討を始めている。ユーロの導入だ。

  議論はまだ初期段階にあるが、状況の変化に伴い、目立たないながらも注目すべき動きが出ている。2003年に国民投票でユーロ導入が否決された際には、自国通貨と独自の金融政策が経済ショックを吸収できる点が焦点だった。現在では地政学的な懸念が新たな要素として加わっている。