中国はなぜ「米国債離れ」を図るのか、市場への影響は-元高リスクも
- 中国政府は今、国内銀行に対し米国債の保有縮小を促している
- 米国とその同盟国がロシアの外貨準備を凍結した例を中国当局は意識
米国債市場は30兆ドル(約4600兆円)規模を誇る世界最大の債券市場だ。好況時も不況時も外国の中央銀行や投資家が積極的に資金を投じ、買い支えてきた。だが、その需要が弱まったらどうなるのか。
中国はここ10年にわたり、米国債の保有を着実に減らしてきた。依然として外国勢として最大級の米国債保有国ではあるものの、2013年のピーク以後、その保有高はほぼ半減。昨年11月時点では6830億ドルと、08年以来の低水準に落ち込んだ。