「AI脅威論」はアジア株に追い風、打撃広がる米国株と明暗

  • MSCI ACアジア太平洋指数は年初来12%高-サムスン電子やTSMCが支え
  • 米国における懸念の一部はアジアにとって好材料-JPモルガン

ニューヨーク証券取引所近くにある金融向けAIの広告

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

人工知能(AI)による事業混乱への懸念がウォール街で広がる一方、それがアジア株には追い風となっている。業界のサプライチェーンを支配するアジア地域の主要半導体メーカーへの需要が高まっているためだ。

  MSCI ACアジア太平洋指数は2026年に入って12%超上昇した。AIツールがソフトウエアや法務、不動産サービス業の事業を脅かす可能性があるとの懸念から売り優勢となっている米国株とは対照的だ。S&P500種株価指数は年初来で0.2%下落、ハイテク株中心のナスダック100指数は約2%下げている。