米ブラックストーン、日本の家計現預金1122兆円に照準-争奪戦で先行
- ブラックストーンCEOが日本語のテレビCMに出演-メディア攻勢展開
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ブラックストーン創業者兼CEOのスティーブ・シュワルツマン氏(東京、2024年)
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg米ブラックストーンの創業者で最高経営責任者(CEO)のスティーブ・シュワルツマン氏がここ最近、日本のメディアで異例の存在感を放っている。世界最大級のオルタナティブ資産運用会社の手腕を30秒でアピールする日本語のテレビCMに出演。新聞広告やソーシャルメディア動画に加え、自身の伝記の復刻版も投入するなど、総合的な宣伝を展開している。
こうした異例のメディア攻勢は、同社が米国以外で最大のプライベート資産ビジネス機会とみる日本市場の取り込みを狙ったものだ。日本の家計に滞留する1122兆円の現金・預金のうち相当部分を保有する多数のミリオネアがターゲットとなる。ブラックストーンのほか、EQTやKKRなどもこれらの資金をプライベートエクイティー(PE、未公開株)やプライベートクレジットへ振り向けさせようと競っている。