生保4社情報持ち出し3500件、社会常識外れた行為-顧客不在の競争に

  • 第一生命HDで1155件が判明、金融庁からは報告徴求命令受ける
  • 会社が営業現場を把握できておらず顧客重視の原点に戻る必要と識者

国内で営業する生命保険業界で不祥事が相次いでいる。激しい販売競争の中で、営業現場での法令順守(コンプライアンス)意識の低さや管理体制の不備が露呈した。

  第一生命ホールディングス(HD)は12日、傘下の生保3社で社員が出向先の販売代理店から情報を無断で持ち出していた事例が1155件あったと発表した。これにより日本生命保険などを含む大手生保4社での同様の事案は合計で3517件に達した。米系大手のプルデンシャル生命保険の社員らが顧客の金銭詐取などした問題も発覚したばかりだ。