逆風強まるトランプ財政、今後10年の赤字予測214兆円相当上方修正

  • トランプ大統領の税制と移民政策を反映、関税収入増では補えず
  • ベッセント長官の目標は達成困難、2028年の赤字6%に拡大の見通し

ワシントンの米連邦議会議事堂

Photographer: Graeme Sloan/Bloomberg

米議会予算局(CBO)は11日、今後10年間の財政赤字見通しを1兆4000億ドル(約214兆円)上方修正した。トランプ大統領が2025年に成立させた税制関連法や移民政策を反映した。米財政が持続不可能な軌道にあるとの新たな警告を発した形だ。

  トランプ氏が看板政策とした財政パッケージは昨年7月に施行され、2017年に施行された減税の延長や複数の新たな税優遇措置が盛り込まれた。これが今後10年間の財政赤字を4兆7000億ドル押し上げると、CBOは推計している。同局の報告によれば、不法滞在者取り締まりでさらに推定5000億ドルのコストが膨らむ。