Parmy Olson, コラムニスト

アンソロピック、安全重視が生む驚異の生産性

  • 従業員数は2000人程度、1月だけで30超の新たな製品や機能を投入
  • 新規資金調達で成長圧力強まる、アモデイCEOは使命維持できるか

アンソロピックのダリオ・アモデイCEO

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

「安全な人工知能(AI)」の実現を掲げてきたシリコンバレーで最も思想色の強い企業が、ビジネスの世界では最も危険な存在になりつつあるのかもしれない。

  足元で起きたソフトウエア株や金融サービス株で起きた約3000億ドル(約47兆円)規模の売りは、AI新興企業のアンソロピックが投入した新たな法務向け製品が引き金になったとみられている。株式相場の急落を一つの理由に帰することの是非には議論の余地がある。だが、今回の騒動が、驚異的な生産性を誇るアンソロピックの破壊力に光を当てたことは確かだ。